配偶者の不倫が発生して、怒り治療をする時に、多くの人が怒りの実体を正確に理解できずにいます。怒りの強度を正確に知ってこそ、怒り治療の方向を決めることができます。

配偶者の不倫・浮気によって発生する怒りは大きく4つ分けることができます。それぞれ怒りの強度が非常に異なるため、怒りを治療する時は、怒りの原因が何かを正確に認識して理解しなければなりません。

一つ目は配偶者の不倫そのものに対する怒りで、二つ目は配偶者が不倫をする期間（結婚期間）の間の配偶者から受けた傷による怒りで、三つ目は配偶者が不倫をした後、自分の過ちを隠すために取った言葉と行動に対する怒りで、最後は配偶者が不倫をして自分の過ちは認めながらも傷つける言葉と行動をして起こる怒りです。

上記4つの怒りについて一つずつ見ていきます。

一つ目の配偶者の不倫そのものに対する怒りです。

この怒りは、配偶者の不倫事実を知った時の裏切られた気持ちと不信などによるもので、配偶者が他の異性と心を交わし愛(セックス)をしたという事実によって発生する怒りです。この怒りは、不倫の本質を正確に理解し、男性と女性の性心理を知って、夫と妻の役割、夫婦の幸福について理解すれば、比較的簡単に治療できます。この怒りの強度は「10」くらいのもので一番小さい怒りです。

二つ目は、配偶者が不倫をしていた期間、または結婚生活の間、受けた傷による怒りです。

この怒りは、配偶者の不倫期間を知って、それに気付かずに送ってきた期間、または結婚生活の間に配偶者が取った言葉や行動による傷すべてが不倫の裏切られた気持ちと結合して、基本的な怒りに加えて、自分の憂鬱感、不倫女（不倫男）に対するコンプレックス、性的困難などが拡大されて、配偶者が不倫をしながら自分を雑に扱い苦しめたということに対して大きな怒りを覚えるようになります。この怒りの強度は「100」くらいのもので、基本的怒りから10倍以上大きくなります。

三つ目は配偶者が不倫をした後、自分の過ちを隠すために取った言葉と行動による怒りです。

この怒りは、不倫をした配偶者が自分の不倫を隠すためについた嘘(歪曲された言葉)や、不倫女(不倫男)をかばったり、不倫女(不倫男)に会い続ける行動、自分の過ちを認識していながらも怒鳴ったり暴言暴力を行使すると、より深く傷つくことになって裏切られたというのを通り越して自分が配偶者として生きてきた歳月すべてに否定的な認識を持つようになり、憂鬱感、無気力症、人生への懐疑などで、つらい時間を過ごして希望と幸福を完全に失うことになります。この怒りの強度が「1000」くらいで基本的怒りから100倍以上大きくなっています

四つ目は配偶者が不倫の過ちを認めながらも傷つける言葉と行動をして起こる怒りです。

この怒りは、最悪のケースの怒りで、不倫をした配偶者が、自分の過ちを認め変化する努力をすると言いながらも、まるで何事もなかったかのような言葉と行動を続け、相手配偶者の傷と苦痛が全く分からないまま、以前と同じような言動をして、相手配偶者に巧妙なやり方で肉体的、心理的な苦痛を与える時に発生します。この時、相手配偶者は人生の意味と価値を喪失し、自尊感情もなくなり、深い傷によって感情をコントロールできなくなり、極端な行動も辞さない深刻な夫婦危機に直面するようになります。この怒りの強度は「10000」くらいで、基本的怒りとは比較にならないほど拡大されて死を考えるほどの激しい怒りの苦痛を感じるようになります。

怒りを覚える場合は、その怒りがどのケースに該当するのかをよく見なければなりません。問題は、怒りを治療せずに放置すると、次第に怒りは拡大され、自分で自分を攻撃したり、日常生活や人生での挫折を経験します。また、離婚など極端な選択すると、怒りが消えるかのように思えても、その大きさだけ傷として残り人生に致命的な影響を与え続け不幸な人生を送ることになります。

したがって、いくら小さな怒りでも、消えるだろうと思いながら、放置してはなりません。

怒りの大きさによって怒り治療にかかる時間は異なります。できるだけ早く怒り治療をすることが、苦痛を受けている自分の幸福のためであり、同時に不倫問題を解決する基本になります。

不倫による怒りがより拡大していないか考えてみてください。一刻も早く怒り治療を行うことが賢明な選択です。遅くなればなるほど、怒りの強度と大きさは大きくなる一方で、結局は極端な選択または離婚をせざるを得なくなります。また自分だけではなく夫婦が不幸になり、子供達も家族も皆が不幸になります。

すぐに不倫・浮気トラウマ治療をはじめてください。