妻が不倫をしましたが、謝罪をして子供もいるので許して結婚生活を維持してきました。最近妻が子供たちへと態度が異常です。些細なことで怒ったり子供たちを叱ったりするのですが、虐待と思えるくらいに子供たちに対して激怒します。 このまま放っておいても大丈夫なのか心配です。

奥さんが不倫をしたなら奥さんは重度心理障害の関係依存です。この時、奥さんの不倫の期間がどのくらい続いていたのか、そして外傷トラウマを抱えている状態での不倫なのか、によって関係依存がどこまで悪化しているのかが分かります。

関係依存の妻は自分の不倫が夫に発覚されて、許しを請い家庭に尽くす努力をしますが、このとき夫は外傷トラウマが発生して強力なストレスが作用している状態です。妻が努力する姿を見て不倫を許そうと決めても、夫婦間のセックスが活性化されその状態が維持されてこそ妻を許せるという気持ちが強くなります。

しかし、許しはこのようなものではありません。不倫をした妻が自分の過ちについて本当に悟り、夫と子供、そして家庭のために努力しながら罪を償い、妻自身が自分の過ちを許すことができなければなりません。妻が自分が過ちを知り、その過ちに対する代価を払うようにすることが真の許しです。つまり夫が一人で相手を許す許さないと決める問題ではないということをご参考ください。

妻は関係依存によって不倫をしましたが、不倫後に家庭に努力しているので、外傷トラウマが発生した夫の立場では、外傷トラウマの治療のことは考えずに今の状態を維持しても問題ないだろうと考えます。しかし妻の関係依存が治療されたわけでもなく、夫の外傷トラウマも治療されたわけでもなく、一時的に蓋をして許したと言いながら暮らしているだけです。

蓋をした夫の外傷トラウマも妻の関係依存も中ではますます悪化していきます。妻は家庭に尽くそうと努力していますが、 女性の関係依存は男性の関心に依存している関心依存状態です。なのでどこから関心を受けないとますます苦しくなり耐えられなくなります。関心依存が時間とともに悪化していくのですが、関心依存が悪化するということの意味は心の傷がますます拡大されて深くなっているという意味です。その傷を慰めるために男性の関心が必要になるのが関心依存です。そして最も近い人間関係である子供たちに自分が堪えていた傷を表現することになります。

子供を養育する過程では、当然しつけや小言を言うことはあります。しかしその度合いがひどすぎて虐待のレベルにまで達するケースもあります。これはとても悪化された関心依存によって外部からの小さなストレスにも耐えられずに、自分の中に堪えていた深い傷が一気に爆発する現象ですが、ヒステリー症状として現れます。

そして、妻の関係依存が最悪に悪化されたケースは大きく3つに分けられます。
第一に、夫の不倫によって外傷トラウマを抱えた状態で妻自身も不倫をした場合
第二に、妻の不倫期間が長く、不倫男から非常に強い性的関心を受けていた場合
第三に、妻の不倫で外傷トラウマを抱えた夫によって不倫後の妻がとても苦しくなった場合。この場合は例えば妻を常に監視したり、夫が暴言暴力を振るったり、妻の不倫を問い詰めて言及したり夫が不倫した妻を苦しめるケースはたくさんあります。

以上の3つの場合に該当すると、妻の関係依存が非常に悪化し、精神病症であるヒステリー症状が現れ始めます。

ヒステリー症状が現れると、相手が誰であれ妻がストレスを受けたり傷が込み上げてくると、その瞬間、相手に向かって攻撃的な行動をするようになります。奥さんはヒステリー症状が現れるほど関係依存が非常に悪化されていると見ることができます。それで子供たちが些細なストレスまたは傷を誘発する何かをしたときに、子供たちに対して虐待と思えるくらいの言動をするのです。今は子供たちがとても危険な状態に晒されています。

夫自身は妻の状態が関係依存が非常に悪化されてヒステリーが現れ、非常に危険な状態だということを自覚していなければなりません。そして夫自身にも外傷トラウマがあるということも知らなければなりません。今の状況は妻には夫が強い関心を与えながら、同時に夫自身の外傷トラウマを治療しなければなりません。そうしてこそ子供たちを保護することができます。その後で妻が自分を治療できるように機会を与えなければなりません。

今の状態は妻に治療を勧めると、それ自体がストレスや傷を誘発するものなので、治療を拒否するだけです。そのため、夫が先に自分の外傷トラウマを治療して子供たちを保護しなければならず、その後で妻に治療機会を与えてください。

夫が治療されて回復された状態で、妻に健康な関心を与えることができるようになると、妻も安定した環境の中で自分の治療のことを考えるようになります。つまり、妻本人が治療を考える環境をつくることが重要です。

夫自身の外傷トラウマから治療して子供たちを保護することが第一に重要なことであり、その後で妻が治療できるように導いてあげなければなりません。ご参考ください。