母が不倫しています。兄に正直に話をして相談しても良いですか。友達には言えず、話しても意味がないと思います。でも兄に話すと、兄にも心配をかけることになりそうで悩んでいます。
母親は重度の心理障害である関係依存です。母親は男の関心に依存している状態ですが、関係依存が悪化すると、世の中に自分に関心を与えてくれる人(不倫相手)だけが存在していて、それ以外の人たちはいてもいなくても関係ないと思うようになります。
母に直接話すと、母が正常に戻るだろうを考えるかも知れませんが、関係依存の人はもう本人自ら正常に戻ることは不可能な状態です。心理の回復力が喪失されており、母の関係依存を治療できるときは、母自身が大変な苦痛を感じるときです。
現在としては息子が母のことを本当に思っているのであれば、兄には話さないほうが良いと思われます。母は今、心理障害の関係依存という心理の病気にかかり心理がとても痛む状態であり、いつかは治療できる機会がくるだろうと考えて、その時まで待ってあげなければなりません。もしある日突然母が落ち込んだり、つらそうにしている日がくれば、そのときに母と直接話をしてみてください。
母が苦痛を感じるときがくれば、そのときにもう一度相談を申込んでください。その状況に合わせて詳細な相談をします。今は母が人間関係を破壊させる病気にかかっているということを知って、いつものように接するほうが良いです。母は心的に病んでいる状態ですが、その痛むところを刺激すると、息子との人間関係も破壊しようとする恐れがあるので、兄にあえて話す必要はないと思います。
母が苦しんでいるときに一緒に話をして共感してあげ労いながら治療できるように導くことが一番の方法です。夫と子供は家族であり目的がない人間関係なので関心をもって慰めてあげても問題は起こりませんが、それ以外の男に関心を受けて慰めてもらうと関係依存の対象になってしまうということも知っておいてください。
自分一人ですべてを抱え込んでいると考えるのではなく、母が心理的にとても病んでいる状態だということを知ってください。母は今人間関係を破壊させる心理の病気にかかっています。家では母に優しく接してあげて、あなたがすべてを抱え込んでいるとは絶対に思わないでください。
重度の心理障害である関係依存と外傷トラウマは治療と回復のためにとても重要な概念です。関係依存にいる人は心理的に病んでいる人なので、病んでいる人との関係を絶ったり捨てる前に治療できるように機会を一度は与えるべきです。心理の回復力がある人が、回復力を喪失した人が回復できるように助けてあげなければなりません。ご参考ください。