夫が不倫していることを子供たちが教えてくれました。夫婦喧嘩をするときに子供たちが父の不倫のことで非難し夫は家を出ていき今は離婚訴訟中にいます。子供たちが父を恨んでいますが、どうすれば良いですか。
子供たちが偶然父の不倫を知り、母にこれを伝えるケースも多々あります。妻は夫の不倫を知ってからこれを解決するために努力をするようになります。
重度の心理障害の関係依存状態の夫は、自分の不倫を知った妻がするすべての言動がストレスとして認識されます。また妻には外傷トラウマが発生して夫との喧嘩が増えるようになりますが、子供たちの立場から見ても普通の夫婦喧嘩ではないということを知っています。
このような状況が繰り返されると、子供たちの立場では父が反省して謝れば解決されるだとうと考えて父を非難することもあります。しかしこうなると、夫にストレスを与える対象は妻も子供もストレスを与える存在になり、耐えられなくなって家を出て行くしか方法がありません。
すると家を出て行った父を子供たちはさらに恨むようになる現象が発生します。妻としては夫が不倫をしたのは夫婦間の問題であって、親子関係の問題ではないということを知らなければなりません。夫婦間の問題に子供たちが介入してはなりません。子供たちが夫婦問題に介入されると子供たちの心理も崩れて回復が難しくなります。今の状態が続くと、何もせずに離婚するよりも、状況がとても悪化されて状態で離婚することになるのです。
夫は重度の心理障害の関係依存によって強力なストレスから自分を防御するための行動に過ぎません。妻の立場では離婚をするにしても外傷トラウマを抱えたままの状態であり、子供たちにも外傷トラウマを転嫁してしまう結果になります。したがって今は離婚が重要なのではありません。
何よりも優先して妻の外傷トラウマを治療して子供たちを回復させ保護することが重要です。いくら子供たちが父を恨んでいるとしても一生父親であることは変わりません。なので一生を父を恨みながら生きるように放置してはなりません。
この場合は子供たちにもトラウマが発生している状態なので、妻の外傷トラウマを治療すると同時に子供たちのトラウマを治療してあげるために時間と努力をしなければならない状況です。
その後で夫との離婚を考えても遅くありません。
この順番で問題を解決していかないと、妻も子供も家庭もすべてが崩れることになります。子供たちのトラウマを治療しないと、子供たちは一生をトラウマを抱えて生きることになり歪んだ人生を生きるようになります。そして子供たちを治療できるのは母親しかいません。母親が子供の心理治療法と正しい養育法を知り、その方法通りに養育すると子供たちの心理はすぐに回復されます。これがマザーセラピーですが、外傷トラウマの治療には子供の心理治療(マザーセラピー)も含まれていますので、妻の外傷トラウマを治療しながら子供たちにはマザーセラピーを適用する必要があります。不倫問題に子供たちを介入させては絶対になりません。ご参考ください。