私は自分自身についてまったく無知でした。
男と女の心が異なるということも知らずに自分が考えるすべてが合っていると錯覚しながら生きていきました。
治療をはじめ初めて耳にする用語の概念を知り、人間関係の大切さも学んでいます。
子供も周りの人も私とは考えが異なるということも分かるようになりました。
大変なストレスで治療教育に集中できませんでしたが、2月20日に治療をはじめ7か月ほど経ちました。パニック障害、摂食障害、対人恐怖症、短期記憶喪失、閉所恐怖症など正常なところが一つもありませんでした。最初はまともにご飯が食べられるのが望みでしたが、今は美味しいと感じながら食事を取ることができ体重も増えています。
仕事や趣味など他のことに依存せず人間関係は気を付けなければならないと常に肝に銘じています。
まだ私が正常ではないので気を付けなければならないことがたくさんあります。
大変で苦しいときもありますが、まずは私を正常なまともな人間にすることが目標です。自分で自分を治療することがこれほど大変なことだとは知りませんでした。
少しずつ精神的な安定を取り戻しているようで先生の方々に感謝しています。
<日本心理教育院の回答>
治療をはじめる前は治療過程が単純なものだと考える傾向があります。治療過程は1)こころ教育、2)治療課題、3)治療点検、4)参考資料の学習で構成されており、重度心理障害と外傷トラウマの治療には3~6ヵ月要され、再発予防と幸福能力がつくまでは1~3年の期間がかかります。そのためにたくさんの人が費用、時間、努力を投資したくないから簡単で手っ取り早い方法を選択して自ら不幸の人生に足を踏み入れていきます。
○○さんは治療をはじめて人間(男と女、夫と妻、親と子供、その他の人たち)の心が作用するメカニズムを学び人間関係の大切さが分かるようになりました。これは心のメカニズムを知るようになって現れる現象ですが、このメカニズムを単に知るのではなく、自分の習慣に形成されると重度心理障害と外傷トラウマが治療されるのです。
そのために本人自らが自分の心理問題と心理障害が治療されていくのを自覚でき、心と体の変化も気付くようになります。
自分を回復させて自分が幸福に生きることが何よりも重要であり、そうしてこそ配偶者、子供、その他の人間関係も幸福になれるという基本を○○さんもお分かりになったと思います。
○○さんはまだ完治ではありませんので、これからも傷が再発して治療されることを繰り返すことになると思います。傷が込み上げて苦しいときも初心を忘れずにこの体験談を読み返しながら努力を続けることだけが完治できる唯一の方法です。頑張ってください。
コメント一覧
登録されたコメントがありません。
管理者にのみ、コメントの作成権限があります。