不倫をした夫が家に戻り、二度と不倫はしないと謝り私にもとても優しくしてくれています。でも私の気持ちが以前のようにはいきません。夫の言葉が嘘のように思えて…人って変わるものですか？

一つお聞きしましょう。

夫が戻ってきたというのは、不倫をやめて妻に優しくすれば戻ってきたということですか？

夫は不倫をしていてもしていなくても妻のところに戻ってきます。この時に夫が戻ってくるのは、何か問題があると思ったり、これ以上不倫をしてはならないと思ったときに夫の不倫が中断されることがあります。

しかし夫は心理障害の関係依存です。夫が自分で努力したからといって関係依存が治療されるのではありません。夫が戻ってきた、もう浮気はしないと話すのはよくあることです。でもそれが長続きはしません。夫が妻に優しく接するのは嘘ではなくそのときは本心です。でも妻がそれを信じていたのに夫がまた不倫をしたときはどうなると思いますか？

つまり夫が戻ってきたと感じられ妻も回復されたかのように思えても、実際に妻の外傷トラウマが治療されたのではありません。それで日常生活を送りながら無意識に傷の表現をするようになりますが、その都度夫は大変なストレスを受けます。夫が戻ってきたのは戻ってきたけど常に妻は心の片隅では本当に戻ったのか疑いをもっています。

本当に戻るためには夫の心理障害である関係依存が治療されなければなりません。夫が戻るためには妻と幸福にならなければならないからです。

でも今の妻はまだ外傷トラウマを治療していません。

外傷トラウマが治療されていない状態では、たまに苛立ったり怒りが込み上げてきたりする現象が起こるのですが、すると夫はもう妻とは希望がないと思うようになります。そうなると夫婦関係はより悪化されます。

それで理由如何を問わず妻のが外傷トラウマの治療が優先事項です。妻が回復してから、夫の不倫が中断されているときに夫に心理障害を治療しなければなりません。夫の心理障害は治療をしないで放置すると再び不倫をする可能性がとても高いです。それが1か月後になるか1年後になるかは分かりません。

今の夫は関係依存が一時的に止まっている状態です。依存は自分で治療できるものではありません。治療されていない状態で不倫が再発すると夫は「俺はできることは全部した。最善を尽くした」と話すようになります。

今の夫はとても努力しています。夫が頑張っている間、妻は自分の外傷トラウマを早く治療して以前の状態に回復しなければなりません。そうすると夫が治療できる環境がつくられます。今の夫は治療ではなく止まっているだけだからです。

多くの妻たちが夫の不倫が3回目くらいに繰り返されたときに治療をはじめようとします。

妻の外傷トラウマは夫が努力するからといって治療されるものではありません。夫は妻に優しくできるかも知れませんが、外傷トラウマを治療していない妻は夫に優しくすることができません。それで先に妻が治療をして夫に治療の機会を与えればいいのです。

すなわち妻が治療されて幸福能力をつけていることが、夫に治療の機会を与えることです。

外傷トラウマの治療には、費用、時間、努力が必要です。他の多くの人と同じように他のことに時間、費用、努力を浪費せずに、すぐに外傷トラウマの治療をはじめてください。