夫が酔って帰り本当に悪かったと謝りました。私は平然と振る舞い不倫女のことも何も言いませんでした。夫のほうがかえって私の意中が知りたかったのか、自分から不倫女の話をしながら、まだ俺が不倫していると疑っているのかと聞いてきました。私は別に何も話したくないと言って話を終わらせましたが、私の意中を聞く夫の心理が知りたいです。

旦那さんは重度の心理障害の関係依存です。関係依存の人は自分が必要なとき、自分に都合の良いことだけを話します。自分に都合の良いものは話しますが、自分がストレスになるものは回避したり除去しようとします。

旦那さんは酔っていましたが、奥さんが自分にストレスを与えないから奥さんの顔色を伺うようになります。それで酔った勢いであれこれ話すことはありますが、もし奥さんが先に不倫の話をすると、旦那さんは怒りながら急変する可能性もあります。

奥さんが平然と振る舞ったのは正解でした。旦那さんに対処しようとしたり、旦那さんの言動に反応をするのではなく、聞いているだけのほうがよっぽど良い対応法です。

奥さんが先に不倫の話を切り出すと自分がストレスを受けると知っているので、自分から先に不倫の話をするケースもあります。これは夫の性格によってどんな反応をするのかは人それぞれ異なりますが、ただ奥さんが旦那さんにストレスを与えなかったから現れる現象の一つです。奥さんが先に不倫の話をしてストレスを与えると謝るどころか逆上する可能性も高いです。

重要なことは今旦那さんが何をしていようが、関係依存は治療されていないということです。関係依存が治療されないと不倫は再発しますし、自分の不倫を正当化するための言動はより強化されます。

もう一つは奥さんが何も言わないでいると、自分の不倫を認めてくれていると確信をもつケースもあります。

奥さんもいつまででも平然と振る舞うことはできるのではありません。外傷トラウマが悪化してもう耐えられなくなると、夫を攻撃するか、離婚をして夫婦関係を終えようとする可能性が高いです。

旦那さんの心理について知ろうとする必要もありません。すでに関係依存の心理状態なので、自分にストレスになるものは回避して除去する言動だけをする人だからです。

旦那さんは今奥さんの意中が重要なのではなく、自分のストレスを先に遮断するためにする言動かも知れませんし、自分の都合の良い方向に奥さんを導こうとする言動かも知れません。旦那さんは奥さんが考えているように思考している人ではありません。認識障害と表現障害が起こっている人だからです。

奥さん自身の外傷トラウマも徐々に悪化しているということを知らなければなりません。奥さんの外傷トラウマが治療されないと旦那さんの関係依存の治療も不可能です。ご参考ください。