治療すると二度と不倫は起こらないとおっしゃていますが、不倫を100％防ぐことが本当に可能ですか。トラウマを治療するということは理解ができますが、不倫を100％防ぐことは不可能だと思います。

不倫を100%防げると断言することはできません。

配偶者の不倫で外傷トラウマが発生すると、心が死んでしまう危機に瀕したのです。それで大変な苦痛を感じるようになるのですが、まずはこの外傷トラウマを治療して相手の不倫を防げるようにしなければなりません。

皆さんが知っている不倫の原因、例えばセックスの問題、愛の問題、情緒的な問題、夫婦の問題などを解決したからといって100％不倫を防げるのではありません。

実際にはこれらが不倫の原因ではなく、関係依存が不倫の原因ですが、関係依存が発生する要因はたくさんありますし、人によって関係依存が発生する状況や環境も異なります。ただ関係依存が発生するいくつかの要因を遮断することで不倫をしなくなる可能性がとても高くなるのです。

もし外傷トラウマを抱えたままの状態だと配偶者の不倫、または自分の不倫を防ぐことは不可能です。しかし外傷トラウマを治療して問題を解決できる能力をつけると、自分は関係依存に陥る可能性はほぼなく、関係依存の配偶者とは一緒に暮らせなくなります。

自分の外傷トラウマが治療されて幸福能力をつけると、不倫をした配偶者が自分と一緒に暮らしていくためには自ら関係依存を治療しなければならず、このようにして配偶者の関係依存が治療されると不倫をする可能性がゼロに近くなるのです。もし配偶者が関係依存を治療しない場合は、外傷トラウマを治療して幸福能力をつけた相手配偶者が離婚を選択して、自分の幸福を守りながら生きていく道を選択するようになります。外傷トラウマを治療して自ら幸福能力があるために、もうそれ以上関係依存の配偶者に振り回されることなく自分の幸福な人生を歩んでいけるようになりますが、このときになってから訴訟や慰謝料請求、離婚などを決めても遅くないのです。

不倫を100％防げる方法はありません。ただ不倫の弊害を知り、自ら警戒心をもっていると不倫が発生する可能性が著しく減るのです。

例えばインフルエンザのワクチンを打ったからといってインフルエンザを100％防げるのではありませんが、その可能性を低くするのが予防法です。

不倫も同じです。相手女性の反応に依存する男の関係依存、相手男性の関心に依存する女の関係依存が発生しないように予防をすると、不倫をしなくなる可能性が高くなります。また、外傷トラウマが治療された人は二度と不倫による外傷トラウマは発生しません。一度外傷トラウマを治療した経験があるので自分の幸福のためには何をすれば良いかを判断して選択できる能力がついているからです。ご参考ください。