夫が既婚女性と不倫しています。私は夫の不倫を知ってから不倫女のところに行き丁重に話をして、彼女は関係を清算すると言いましたが、その後も二人の関係は続いています。そして夫は彼女を責任を取らなければならないと言っています。私のことも彼女のことも二人とも好きだとあきれたことを言っていますがどうすれば良いですか。

今の現状は旦那さんは重度の心理障害の関係依存であり、その不倫相手女性も同じように重度の心理障害の関係依存です。そして奥さんには旦那さんの不倫によって外傷トラウマが発生している状態です。まずはこのことをきちんと認識しなければなりません。

奥さんは外傷トラウマによってつらく苦しい状態ですので、何とかして以前の生活に戻りたいと思い不倫相手のところへ行き丁重に話し合いをしました。ここでも重要なことは奥さんは正常心理ですが、その相手は正常心理ではなく心理障害だということです。話をするときは不倫関係を清算すると話をして解決されるだろうと奥さんは考えていたかも知れませんが、相手は心理障害ですからおそらく旦那さんに奥さんが訪ねてきたと文句を言ったり、あるいはつらいと言ったりと旦那さんに何かをしたのでしょう。

すると旦那さんはそのような彼女をなだめるためにプレゼントをしたりお金を渡したり甘い言葉で慰めたり何かをしたはずです。旦那さんの立場では自分の不倫を正当化しなければならないので、彼女の責任を取らなければならないと言っただけです。責任を取らなければならないから自分は不倫を続けると言っているようなものです。

今の旦那さんは以前の旦那さんと同じ人ではありません。以前は正常心理の人でしたが、今は心理障害の人です。二つの心理に障害が発生しているので、常識的なこと、理性的なこと、合理的なことは考えられずに自分の都合によいことだけをしようとする人に変わっています。二人とも好きだと言っている理由は、自分の不倫を黙認してほしいと言っているのと同じことです。二人とも好きだから自分にこれ以上ストレスを与えるなと、これからどうするのかの決定を奥さんに下駄を預けている状態です。

不倫する旦那さんたちはみんなそれぞれ違う言葉と行動をしますが、どんな言葉であれ行動であれすべてはストレスを逃れるためのものです。しかしそれらの夫の言葉と行動に奥さんが対応をするようになると、関係依存状態の夫たちは妻のせいにしながら自分の不倫を正当化するようになります。

なので今は旦那さんが何を言っても心理障害の人が言っていることだと思って聞き流してください。重要なのは以前には戻れないということです。旦那さんはもう以前の旦那さんではありません。以前の旦那さんだと同じ人だと思って行動をすると奥さんの外傷トラウマが大きくなるだけです。旦那さんは心理状態が正常ではないということ、認識と表現に障害が起こっている状態であり、奥さんは今は正常ですが、認識、表現、記憶すべての心理が障害発生寸前の外傷トラウマは発生する危機状態です。まだ障害にはなっていない奥さんがしっかり気を取り直してご自身のトラウマを治療してから子供たちを保護できるようにしなければなりません。その後で旦那さんとも関係を考えて判断しても遅くありません。奥さんの外傷トラウマが治療されてこそ、旦那さんの関係依存を治療できる環境がつくられます。今は奥さんが何を言っても旦那さんにはストレスとして認識されてそのストレスを逃れるための行動をするようになって旦那さんの関係依存はより悪化されていきます。したがって今は旦那さんには何もしてはなりません。奥さんが何かをすると、不倫する関係依存の人たちには自分の不倫をすることを正当化して合理化する原因を提供するだけです。

不倫する人たちは共通して、不倫をした理由は愛、セックスなどの問題だと話します。これは不倫をする人たちが自分は不倫するしかなかったと、不倫を正当化するための言葉であって、それが本当の原因ではありません。

関係依存の夫は差し置いてでも、奥さんの外傷トラウマを治療してこそ奥さんの幸福をつくることができるようになり、子供たちの幸福も守ることができるようになります。そして旦那さんの関係依存の治療は旦那さんとは関係なく奥さん自身が幸福になっていてこそ、旦那さんも自分の治療について考えられるようになります。このままだと時間が経つにつれ旦那さんは自分の不倫を正当化するようになり奥さんはそれによって不幸になり子供たちも不幸になる方向に進むようになります。以上のことをご参考ください。