二人の女性と不倫しています。別れたと思っているのにずるずる二人とも別れられずにいます。彼女たちは僕が二股ということを知っていますが、会いたいと言ったときに会うと別に何も言わず、会ってあげないと機嫌が悪くなるので、会うとお酒を飲み、健康も悪くなっています。二人とも関係を清算しようと思っていますが、酒が入ると自分自身も統制ができません。
不倫をする男性たちは心理障害の関係依存ですが、最初一人の不倫相手がいたときに、一人では足りないとと思ってもう一人の女性と付き合うようになるのではなくて、男性の関係依存は相手女性の反応に依存しているものですが、反応してくれる女性なら何人であろうが依存するようになります。
中には相手に他の彼女がいるということを知っていても反応してくれる女性たちもいますが、女の不倫の場合は相手男性の関心に依存している状態なので、関心さえあればいいから、他に女がいようがいまいが関係がないからです。それで他に女がいても私は関心さえあればいいと思って反応してくれます。関心さえ受ければいいので妻がいても女がいてもそれは重要ではないのです。
このような女性が二人います。最初はもちろん自分以外の女がいることに腹が立ちます。でもそんなこと関係なく自分が必要なときに関心を受けることでできれば問題ないので怒る理由もなくなります。彼女たちはそれなりに自己合理化をしていて、関係依存がとても悪化された人たちです。
ここで関心というのは会ってくれることだけでも関心に入ります。男性の立場では女性の反応を見たくて会うのですが、この女の反応とあの女の反応は異なるので、交互に会うようになります。
このように関係依存は関心に依存されていようが、反応に依存されていようが相手は重要ではありません。自分に関心を示してくれるのか、反応を示してくれるのかが重要です。
もし彼女が会いたいと言っているのに、男性側が今日は忙しいから会えないと言うと、女性側は自分が必要な関心が入ってこないことになるので当然機嫌が悪くなります。関心依存の女性たちは関心が入ってこないと心の傷がはたらき出して自分でも耐えられなくなるからです。
一人の女性と付き合っているときも一緒に食事をして酒を飲まなければならないのに、二人いるとお酒の量も多くなり、健康が悪化されるしかありません。不倫相手が一人いるときは、一人分の代価を払いますが、二人いるときはその2倍以上の代価を払わなければなりませんから、酒の量も多くなり、健康が悪化されるのは当然です。
どんどん体調は崩れていき自分に問題があると気付いて、二人とも清算しようと意識では考えますが、会ってあげないと悪くなった機嫌は自分に向かうので会うしかなく、会うと酒を飲み、それの繰り返しです。すでに関係依存によって理性的な統制ができなくなっている状態なのでやめようと考えたからと言って統制できるものではありません。
関係依存にいる多くの男性たちが自分ではいつでもやめられると、統制ができると考えていますが、自分で統制ができるなら依存と呼びません。依存は自分では統制が不可能だという意味です。
それで今回限りだ、今回限りだと言いながら死ぬときまで依存が続きます。治療がされない限り統制力も喪失したまま死ぬ日まで繰り返します。
不倫は一時期中断されることはあります。でも反応してくれる女がいると再び関係依存が作用します。これが不倫が繰り返される原因です。自分で統制しながら理性的な判断ができるなら依存という言葉を使いません。
また女性の場合は関心依存ですが、時間が経つとともに関係依存が悪化されていきヒステリーが伴います。関心が必要なときに関心が入ってこないとヒステリーを起こして理性を失います。
自分が必要な関心を得るために手段と方法を問わなくなり、相手のことを考えるとか、配慮するとかの概念が彼女たちにはありません。関心が入ってくるときは最高に楽しく絶好調ですが、関心が入ってこないときは相手に何をするか分かりません。
常識外れの怖い事件事故は理性をなくしてヒステリーが出たときに現れるものもたくさんあります。このようなヒステリーがある女性が一人でもない二人がそばにいるということです。いつ何が起こるが分からない状況にいると見ることができます。
今は二人とも清算したいと思っていらっしゃるかも知れませんが、本人の力ではとても難しいです。その彼女たちがふってくれればラッキーなことです。でもだからといって今の関係依存が治療されるわけでもありませんので、時間が経つとまた反応してくれる女性を探すようになります。それが関係依存というものです。
いま問題に気付いたときに、どうしなければならないのかを考えてください。女性を清算したからといってすべてが解決できる問題でもありません。ご自身の関係依存がより悪化されずに自分の人生を崩さないためには必ず関係依存の治療が必要だと思います。
