夫が不倫をしたことは明らかに夫の過ちです。

夫が歪んだ思考、心理障害である関係依存(またはセックス依存)状態だとしても、

人間関係に問題を起こして、誤った行動をしたのは否めない事実です。

したがったそれに対する責任は必ず取らなければなりません。

しかし妻の誤解はまた別の問題を誘発するためにこれを正す必要があります。

そうしてこそ妻は夫の不倫で夫が犯した過ちの責任を取らせることができます。

夫に責任を取らせることができる人は唯一妻しかいません。

また夫の心理障害の関係依存(またはセックス依存)を治療できる人も妻しかいません。

他の誰であれ夫の心理障害を治療することは不可能で、

夫の過ちに対しても責任を取らせることはできません。

いくら専門家やカウンセラーだとしても夫の過ちについて論じる権利はありません。

その権利は唯一妻にだけあります。

夫の不倫を発覚したとき、

妻は「夫のこころと気持ちは不倫女に移り、不倫女を愛していると」と確信をもちますが、

これは誤解である可能性がとても高いです。

夫の不倫で現われる現象と妻自身が感じる感情を根拠に解釈をしているので、

確信をもつことは仕方がないことですが、

これは妻の誤解である可能性がとても高いのです。

妻は夫の思考とこころや気持ちに確信をもつ前に、

まず夫の心理状態について知らなければなりません。

夫が心理障害である「心理的な疾病を患っている患者」だという事実を認知して、

夫の表現を分析しなければなりません。

そうしてこそ夫が心理障害であるのか、

それとも正常な思考状態で過ちを犯しているのかを正確に判断できるようになります。

その後は妻自身の心理を知る必要があります。

妻は不倫の外傷トラウマが発生したときの傷の作用原理について理解して、

夫との関係において誤解がなぜ発生しているのかを正確に分析しなければなりません。

このように夫の心理状態、妻の心理状態について正確に知ったあとで考えるべきです。

しかしあまりにも大きな衝撃を与える不倫の外傷トラウマによって、

妻はこれらを考えることもできずに、

妻には、

夫の不倫について知りたい、不倫を理解しようとするとする無意識が稼働します。

すると夫に対して不倫のことを問い詰め、

不倫女との愛について確認したがり、

その裏切りで衝撃を受け怒りを覚えます。

妻が怒りを表出すると夫は大変なストレスを受けて、

これを回避しようとする表現が強くなり、

昨日のことさえ記憶ができない現象が起こり、

夫の話はつじつまが合わなくなります。

すると妻は夫が嘘をついているとまた確信をします。

夫の不倫が発覚されると、

妻は裏切られた気持ちで外傷トラウマが発生します。

女は本来、男から愛されてこそ女としての幸福を感じて、

これを糧にして妻として夫に愛を与え、

母としては子どもに愛を与えて幸福感を感じます。

しかしこの感情に大きな傷が発生しているので、正しい思考ができなくなります。

このように正しい思考ができなくなると、

夫に対しても正しい思考ができなくなります。

妻はこの事実を知らなければなりません。

妻は自分の思考が歪んでいることを早く認知できるかどうかで、

怒りと苦痛から抜け出せるかどうかが決まります。

したがって夫の不倫で衝撃を受けたなら、

妻は必ず不倫・浮気トラウマ治療をとおして怒り治療と傷治療をすることが賢明な選択です。

いくら有能で賢明で理性的な妻だとしても、

夫の不倫による怒りと傷を一人で治療することは不可能です。

また不倫の当事者である夫と一緒に努力をしても、

妻の怒りと傷の治療は難しいです。

夫の心理と妻の心理を正確に理解をしたあと、

夫も努力して夫婦関係を回復して幸福な夫婦を目標にしてこそ、

不倫問題を完全に解決することができ、幸福な夫婦になれます。

このためには不倫・浮気トラウマ治療が必ず必要です。

夫の心理と妻の心理は、

結局は男の心理と女の心理ですが、

男のこころと女のこころを正確に解釈して体系化させたものが「こころ理論」です。

この「こころ理論」は他の心理カウンセリング、

夫婦カウンセリング、

家族カウンセリング、

精神科治療を行うところでも知らないものです。

そのために既存のカウンセリングや精神科治療でも怒り治療と傷治療ができずに、

夫婦幸福に導くことができないのです。

夫の不倫が発生したときは、

妻は夫の思考やこころを誤解してはなりません。

妻自身の考えて解釈することは誤解です。

まずは夫の思考とこころを正確に知ることが必要で、

正確に知った上で考えてこそ、

誤解が生まれません。

誤解は夫婦関係を破局に向かわせ、

妻の傷を大きくするだけです。