
夫の不倫を知って2年間苦しみの中で生きてきました。最近、5年前に結婚した息子が不倫をして嫁が苦しんでいることを知りました。不倫遺伝子が息子にまで受け継がれているのかと思うと、夫も嫌になり息子も嫌になりもう生きること自体が嫌になっています。
夫は重度の心理障害の関係依存です。しかし関係依存の人たちは自分が重度の心理障害だという自覚がありません。2年前に夫の不倫を知った相談者には外傷トラウマが発生しました。外傷トラウマが発生すると時間とともに悪化され子どもたちに影響が及ぶようになります。
2年経った今、夫は重度の心理障害の関係依存状態のままですし、相談者は外傷トラウマが悪化されている状態です。この状態で息子の不倫を知って夫と息子に不倫遺伝子があると思うようになるのですが、不倫遺伝子は存在しません。突然、女性の反応に依存するようになる関係依存は各個人の問題であって遺伝ではありません。
不倫を遺伝と関連付けて話す人たちは、100%不倫と関連がある人たちです。自分が不倫をしていたり、不倫がしたいと思っていたりなど心理的に問題が多い人たちです。不倫が遺伝だと断定することで、不倫の原因や本質については全く知らずに、不倫をする人たちに不倫の名分をつくってあげ不倫を合理化させるための言葉にすぎません。相談者はこのような言葉に惑わされてはいけません。
息子は息子が関係依存になったのであり、夫は夫が関係依存になっただけです。
相談者は過去2年間、外傷トラウマを悪化させており、嫁もこれから外傷トラウマは悪化されはじめます。息子夫婦の不倫問題を知ったときに相談者の外傷トラウマがされに悪化されることで生きることが嫌になるのです。
しかし夫も息子も嫌になり生きることも嫌になったということは、逆にまだ夫との関係を修復して幸せになりたい、息子も回復して幸せになってほしいという無意識の願いが、意識ではそのように表現されているだけです。
なのでまずは相談者の外傷トラウマを治療しなければなりません。相談者の外傷トラウマを治療して、嫁にも外傷トラウマを治療できるよう説得して、嫁も以前の心理に回復できるようにしなければなりません。その後で、夫に治療の機会を与えて、嫁は息子さんに治療の機会を与えれば良いのです。
何よりも外傷トラウマが発生した人の治療が先に必要ですが、嫁と一緒に治療を始めてもいいですし、相談者が先に治療をして嫁を治療を勧めるのも良いです。今重要なことは夫と息子の関係依存ではありません。相談者と嫁の外傷トラウマは時間とともに悪化するために早く外傷トラウマを治療することが重要です。
相談者の外傷トラウマが治療されてこそ夫の関係依存を治療することができ、嫁の外傷トラウマが治療されてこそ息子の関係依存を治療できる唯一の環境が作られるようになります。ご参考ください。