配偶者の不倫が発生すると、大きく3つの行動に分類できます。
一番目は離婚です。離婚したくなり、離婚の方向に自分の考えを追い込んでいきます。そして配偶者を信頼できなくなります。
二番目は裁判です。裁判を起すために証拠を集めたり、情報を検索します。そして弁護士と相談をします。
三番目は堪えます。
この三つの中で離婚を選択した人は現在の苦痛を回避するためであり、不倫の問題解決が重要なのではなく自分が苦痛を感じるのが嫌だから、離婚をします。
裁判を起すのは、外傷トラウマを積極的解消しようとするときに現れ、訴訟は報復心理と補償心理がはたらくので、自分の怒りと傷を解消しようとする時に現れる行動です。外傷トラウマの回避である離婚や、外傷トラウマの報復、補償心理である訴訟でない場合は、「時間が経つと大丈夫になるだろう」と考えて我慢して堪えます。そしてこの場合は自分の不運を嘆いたり、自分を責めたり、子供を言い訳する場合が多いといえます。
しかしこの三つすべては問題が深刻だということを知らなければなりません。
これら三つすべてが不倫を解決する方法ではないからです。
配偶者の不倫が発生したなら、まず配偶者もその不倫相手も心理障害だということを知らなければなりません。彼らの心理障害によって発生した自分の外傷トラウマ(強力な傷)を治療して回復するのが一番目に必要なことで、その後で幸福能力をつけて、自分自身を幸福に転換させなければなりません。
外傷トラウマの治療が先行されないと、どんな方法を使っても自分の心理は回復されるところか悪化し、不倫をしている配偶者の心理障害もどんな方法を使っても治療がされません。自分の人生が不幸になり、子供たちも不幸になるのです。
不倫が発生したときは、配偶者を責めたり自分を責める前に自分の外傷トラウマを治療して心理を回復させなければなりません。
不倫の外傷トラウマを経験するときは、人生のどん底だと考えますが、本当のどん底の先がどこなのかは、誰にも分かりません。自分で自分の外傷トラウマをさらに大きくする行動を選択して行動するようになるので、心理はますます悪化していくのです。この事実を知らないゆえ、自分の人生を崩していき幸福から遠ざかっていくのです。
皆さんに不倫に対してする対処、訴訟、離婚、解決、我慢するなどをしてはいけないと言っているのではありません。何をするにしても、それができる能力を先につけてから堂々と行動に移さなければならないと言っているのです。その能力がない状態では、不倫をした配偶者よりも、自分のほうから自分の人生を崩して不幸に生きるようになるということをご参考くささい。
